賃貸住宅の基礎知識 礼金
敷金と並んで賃貸住宅を借りる際に考えなければいけないのが、「礼金」の存在です。
礼金とは元々、物件の大家に対して「もしもの時はお世話もお願いいたします」という意味合いを持たせて渡された、事前の謝礼・保障費用という役割からスタートしたという説があります。詳細な所は不明ですが、主に関東地方を中心に根付いている習慣であり、現在では特にそうした役割は期待されていなくとも習慣として授受が行われています。関西圏では敷金と合わせてそこから一部を引く「敷引」というスタイルを取っていることが多いようですが、内実は一緒です。なお、北海道には習慣的に存在しないそうです。
礼金は敷金と異なり、返還されることは原則有りません。あくまでも大家に対する「心づけ」というべき立場のお金です。その分、敷金と違って返還するしないで、揉めることはまず有りません。いわゆる初期費用として余分に必要なだけですので、単純に予算と各種条件で妥当かどうか勘案すればよいでしょう。
礼金の相場としては大体が家賃の1ヶ月分から3ヶ月分となっています。近年では敷金・礼金無しという物件も増えてきており、初期費用を抑えたいという向きには人気となっています。もともと明確な根拠がある費用ではないので、設定する方も自由ですし、嫌なら借りなければよいというものですので、あまりはっきりとした額は決まっていません。ただ、近年の傾向として礼金ゼロの所が増えてきていますので、礼金を要求する場合でも家賃一ヶ月分までの場合が多いようです。